動画
動画をぼかす場合と鮮明さを維持する場合
ぼかし効果は、動画内の色々なショットで使うことができます。ぼかし効果を計画的に使うことで、編集スキルをどのように向上させることができるのか見ていきましょう。
ぼかし効果を使う場合とは
「ぼかし」は、動画、写真、広告などでよく見られる一般的な効果です。「ぼかし」はとても綺麗な効果を出すので、必要以上に使われがちです。効果的に使われた「ぼかし」は実用的な目的を果たすだけでなく、アーティスティックな効果ももたらします。「ぼかし」を編集で効果的に使う方法を習得すると、ポストプロダクションで活用できます。
「ぼかし」を使う実用的な理由
以下は、動画に「ぼかし」を使う重要かつ一般的な理由です。
- 顔に「ぼかし」をかけて、その人の顔を隠す
- 車のナンバープレートやロゴなどの個人情報を隠す
- 映像の一部分を強調するために、他の部分に視点が行くのを避ける
「ぼかし」は、プライバシーを守るためによく使われます。例えば、ドキュメンタリー映像で誰かにインタビューする場合は、インタビューする相手に事前にどのように映りたいか確認を取りましょう。これはインタビューする相手のプライバシーを適切に保護し、後から裁判沙汰にならないようにするためにも必要な手順です。ドキュメンタリー映像の場合、映像に映る人に承諾を得ることが必要となります。このような手続きは撮影前に処理します。そうすれば、映像がエディターの手元に届いた時点で、エディターは誰を、または何をぼかすのか、サイズを変えるのか、ピクセル化するのか把握できます。
動画に「ぼかし」を使う理由
特定のタイプのぼかし効果は、作品に美的外観を与えます。これはよくボケと呼ばれ、特定の映像シーケンスで、アーティスティックな雰囲気を与えるために使われる「ぼかし」の効果です。この「ぼかし」映像にストーリー性を伝え、ムードを作るなどの効果があります。
様々なレンズを用いたり、特定のショットで被写界深度を調整したりすると、ぼかし効果が得られます。しかし、ぼかし効果を使う理由を定義することは、そう簡単ではありません。理解しやすくするために、ぼかし効果を2つのカテゴリに分けてみましょう。すなわち、焦点を絞ることと特殊効果です。
まず、「ぼかし」はフレームの特定の場所または被写体に焦点と人の注意を引きつけることができます。映像の背景に「ぼかし」を使うことで前景にある物を強調することや、その逆もできます。
次に、「ぼかし」は特殊効果を生み出し、視点をシミュレートするか、別世界のような雰囲気を醸すことができます。ミステリアスなキャラクターがいたなら、そのキャラクターの輪郭にぼかし効果を使ったり、または全体的に「ぼかし」を使ってソフトな外観にすると、そのキャラクターの神秘的な雰囲気を演出できます。または、登場人物が気を失い目が覚めた時に、ぼかし効果を使って登場人物の視点の焦点がだんだん合っていくのを効果的に再現することができます。ポイントは、自分の作品に必要なものを見定めて、必要に応じて「ぼかし」を使うということです。
ポストプロダクションで「ぼかし」を入れるときの重要ポイント
Adobe {{premiere}}などの動画編集ソフトウェアがあれば、自作の映像を思い通りにコントロールできるので、ぼかしやマスク、その他の効果を簡単に入れることができます。以下が動画に「ぼかし」を使うときの主なツールです。
タイムラインパネル
タイムラインは各効果を動画クリップに適用し、その動画トラックを管理する機能をもっています。タイムラインパネルにある各ツールを理解しておくと、キーフレームとマスクを適用する時に役立ちます。ぼかし効果はほとんどの場合、個別の動画クリップやその一部分に適用するので、各シーンのズームや非表示、カットなどの効果を適用する方法を理解しておくと、ぼかし効果を簡単に適用できるようになります。
キーフレームとマスキング
物が動いている動画に「ぼかし」を使う場合は、キーフレーミングを加える必要があります。キーフレームとは、空間上の位置、不透明度など様々な効果を割り当てるための動画クリップ内の位置のことです。{{premiere}}では、動画クリップの各ポイントに複数のキーフレームがある場合、それらの間にスペースを挿入し、そのスペースはキーフレームAからキーフレームBまでの動きアニメーション化します。
キーフレームを使って動画の一部をボカすためによく使われる効果に、マスキング効果があります。これは人の顔をボカす最適な方法の1つです。マスキング効果は{{premiere}}に用意されている機能で、クリップ全体にぼかし効果を作成し、対象の動きに合わせてマスクを動かすことができます。
ぼかし効果
{{premiere}}には、シンプルなマスキングに加え、いろいろなタイプのカメラの動作、色、映画的な技巧をシミュレートするぼかし効果やその他の効果を作成するための複数のオプションが用意されています。エフェクトパネルの中から、様々な タイプの効果を選択することができます。
- ガウスブラー: 映像をぼかして柔らかくし、縦横のノイズを除去します
- 高速ブラー: ガウスブラーと似ていますが、さらに広い用途があります
- チャンネルブラー: ビデオクリップの赤、緑、青またはアルファチャンネルをぼかして、特定の色にぼかし効果を加えます
- 合成ブラー: シミや指紋をシミュレートする効果です
- 指向性ブラー: クリップの一部分をぼかし、動いているように見せます(モーションブラーとも呼ばれます)
- どのぼかし効果も取り消すことができるので、間違うことを心配せずにキーフレーミングやぼかしの使い方を学び、必要な効果が得られるまで何度も試してみましょう。
- {{premiere}}には、動画映像にぼかし効果を加えたり、シャープにしたり、映像をより魅力的に見せたりするためのツールがすべて備わっています。MacやPCでは、ぼかし効果を使った動画を簡単に制作できます。また役に立つチュートリアルとガイドを使って映像編集に関する知識をさらに深めていきましょう。人を魅了する「ぼかし」を使った動画をエクスポートしてオンラインで共有しましょう。
よくある質問
動画をぼかすにはどうすればよいですか?
{{premiere}}では、タイムラインパネルのツール、キーフレーム内のマスキング効果、エフェクトパネルの様々なぼかし効果を使用できます。
動画の背景をぼかすことはできますか?
はい。{{premiere}}で動画ファイルを開いたら、次の手順に従ってください。
- ドロップダウンメニューから「エフェクト」を選択して、エフェクトパネルを開きます。
- 検索バーに「ブラー」と入力し、「ブラー(ガウス)」までスクロールします。タイムライン内の目的の場所にエフェクトをドラッグ&ドロップします。
- ツールバーで「ウィンドウ」をクリックし、「エフェクトコントロール」を選択します。
- このパネルでガウスエフェクトまでスクロールし、ぼかしを調整します。
- 「ブラー(ガウス)」オプションを開き、「ベジェのペンマスクの作成」をクリックします。
- プログラムモニターウィンドウで、動画内の対象の輪郭をトレースします。
- 「マスクの拡張」ヘッダーの下にある「反転」オプションをオンにします。
再生アイコンをクリックして、動画をプレビューします。対象の周囲に不自然な境界が見つかった場合は、「マスク」をクリックして選択ツールを選択します。
個々のポイントを調整するには、「マスクの拡張」をクリックし、数値を増やしてマスクのサイズを拡大します。「マスクの境界のぼかし」をクリックし、数値を減らして境界をぼかします。
ファイルを保存するには、ファイル/書き出しを選択します。