フォントによって、読みやすさや与える印象は大きく変わります。作りたいイメージや目的に合った書体を選ぶことで、デザインの伝わり方はより明確になります。
この記事では、「デザイン性」と「読みやすさ」の両立を意識したフォントをご紹介。バナーやアイキャッチだけでなく、レポートやスライド資料などにも使いやすい書体を中心に取り上げています。
あわせて、フォント選びの際に押さえておきたいポイントや、それぞれの特徴も解説していますので、ぜひ用途に合った書体を見つける参考にしてください。
なお、ここで紹介するフォントは、いずれも無料のデザインツール「Adobe Express」で利用できます。豊富なテンプレートや素材と組み合わせることで、チラシやポスターなどもスムーズに制作できるので、ぜひご活用ください。
目次
フォントを
デザイン
Adobe Expressなら、
手軽に
デザイン性が
フォントを使用する前に知っておきたい4つのこと
具体的なフォントを紹介する前に、まずはフォントを選ぶうえで押さえておきたい基本的なポイントを確認しておきましょう。フォントは見た目の印象を左右するだけでなく、使い方によってはトラブルにつながることもあるため、事前の理解が大切です。
フォントには、大きく分けて次の2種類があります。
- パソコンに
あらかじめ入っている フォント - 外部サービスから
入手する フォント (無料または 有料)
例えば、游明朝体や游ゴシック体は、パソコンに標準搭載されている代表的なフォントです。
一方で、標準では入っていないフォントを使いたい場合は、外部サービスから取得するか、そのフォントが利用できるデザインツール上で制作する必要があります。
どの方法でフォントを使用する場合でも、次の4点は必ず確認しましょう。
1.商用利用が可能か
2.他の環境でも正しく表示されるか
3.フォントファミリーが十分に用意されているか
4.見やすさ・読みやすさが保たれているか
これらを確認しておくことで、デザインの完成度を高めるだけでなく、思わぬトラブルを防ぐことにもつながります。それでは、各ポイントについて順番に見ていきましょう。
1.商用利用が可能か
フォントには、それぞれ利用規約やライセンスが定められています。また、なかには「商用利用不可」や「再配布禁止」といった制限があるものもあります。
こうした条件を確認しないまま、営利目的で使用したり、フォントデータをコピーして配布したりすると、規約違反になる可能性があります。
違反が発覚した場合、使用の停止を求められるだけでなく、場合によっては法的な対応が取られることもあります。安心して利用するためにも、フォントを使用する前に必ず利用規約を確認しましょう。
2.他の環境でも正しく表示されるか
自分のパソコンで作成したMicrosoft WordやMicrosoft PowerPointの資料、あるいはAdobe IllustratorやAdobe Photoshopで編集可能なデータを、別のデバイスで開いたときに、フォントが別の書体に置き換わってしまうことがあります。
これは、使用したフォントが閲覧先のデバイスにインストールされていない場合、自動的に他のフォントへ差し替えられてしまうためです。
フォントが置き換わると、文字の幅や行間のバランスが変わり、レイアウトが崩れることがあります。その結果、意図していたデザインや印象が正しく伝わらなくなる可能性もあります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、できるだけ多くの環境で安定して表示されるフォントを選ぶことが大切です。
3.フォントファミリーが十分に用意されているか
見出しと本文で文字の太さを変えるなど、強弱をつけたデザインにしたい場合は、フォントファミリーが豊富な書体を選ぶことが大切です。
フォントファミリーとは、同じデザインの特徴を持ちながら、太さやスタイルが異なる書体のまとまりを指します。例えば、標準・太字・細字・斜体といったバリエーションが用意されているものがそれにあたります。
そのため、印刷時に文字がつぶれたり、輪郭が不自然になったりすることも。文字をきれいに見せたい場合は、最初から太字や細字などの正式な書体が含まれているフォントを選ぶと安心です。用途に応じて太さを使い分けられるフォントは、デザインの完成度を高めてくれます。
関連:フォント(日本語・英語)の種類・選び方と定番フォントを紹介
4.見やすさ・読みやすさが保たれているか
いくらデザイン性が高くても、読みにくければ情報は正しく伝わりません。
そのため、フォントを選ぶ際は見た目の印象だけでなく、「読みやすさ」も必ず確認しましょう。
特に、次の3点が重要です。
- 視認性:
ひと目で 文字として認識できるか - 判読性:
似た文字を 正しく 見分けられるか - 可読性:
文章として並んだときに 無理なく 読めるか
上記の切り口で、遠くから見てもはっきり読めるか、似た形の文字と見間違えないか、といった点をあらかじめ確認しておきましょう。
ちなみに、誰にとっても読みやすいことを目指して設計された「UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)」というものもあります。
UDフォントでは、濁点や半濁点を大きめに設計したり、文字の内側の空間を広く取ったりすることで、見分けやすさと読みやすさが高められています。
近年では、学校の教科書や道路標識、駅の案内表示などにもUDフォントが採用されています。
もし幅広い年代や環境で読まれる資料やデザインを作る場合には、選択肢のひとつとして検討するとよいでしょう。
フォントサービスやデザインツールは数多くありますが、ここまで紹介した4つのポイントを意識して、ぜひ状況にあったフォントを選んでみてくださいね。
なお、アドビのフォントライブラリ「Adobe Fonts」には、各フォントの由来や特徴、デザイナーの想いなどが詳しく紹介されており、フォント選びの参考になります。
フォントの知識をさらに深めたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
文字とフォントのことはじめ
タイポグラフィとは?基礎知識とコツを解説
ちなみに、無料のデザインツール「Adobe Express」で作成したデザインは商用利用が可能なほか、「Adobe Fonts」の豊富なフォントライブラリを活用して、幅広い書体の中から目的に合ったフォントを選びながらデザインを作成できます。
関連:Adobe Expressは商用利用OK?注意点や禁止事項をご紹介
それでは続いて、Adobe Expressで使えるフォントのなかから、デザイン作成時に使いやすいフォントをご紹介します。用途や目的に合わせて、実際に試しながら選んでみてください。
デザイン作成に使いやすいおすすめフォント20選
ここからは「デザイン性」と「読みやすさ」のバランスを意識しながら、用途別に使いやすいフォントをご紹介します。明朝体やゴシック体、手書き風フォントなど、それぞれの特徴と向いているシーンもあわせて解説していくので、作りたいデザインの目的を思い浮かべながらご覧ください。
明朝体のおすすめフォント3選
明朝体は、「はね」や「はらい」などの線幅に強弱が見られたり、横線の右端に「うろこ」と呼ばれる装飾が付いていたりといった特徴のある日本語書体です。
筆で書いたような線で構成され、横の線(横画)よりも縦の線(縦画)の方が太いのが特徴です。
書籍やレポートなど比較的長い文章に適しているほか、戸籍や公文書の本文などでも採用されています。
明朝体は、「はね」や「はらい」による線の強弱や、横線の右端に付く「うろこ」と呼ばれる三角形の装飾が特徴の日本語書体です。縦の線が太く、横の線が細い設計になっており、筆で書いたような上品な印象を与えます。
落ち着きや信頼感を伝えやすいため、書籍やレポートなどの長文に適しているほか、戸籍や公文書の本文にも広く使われています。
ここでは、Adobe Expressで使用できる明朝体の中から、特に使いやすいフォントを3つご紹介します。
【明朝体1】しっぽり明朝
物静かで上品、見ているだけでうっとりするような明朝体を目指して作られたフォントです。
漢字に比べて「かな」がやや小さめに設計されているため、縦組み(縦方向)の文章に使用すると豊かな抑揚が生まれます。
【明朝体2】游明朝体
うろこやはね先、はらい先に丸みを帯びているため、上品で落ち着いた印象を与えてくれます。
文字の空間が均一になっているため可読性が高く、文字を美しく表現できるのが特長です。
Windows8以降のWindowsやMacでは、デフォルトで使用できます。
●Adobe Expressでの表示名
「游明朝体 Pr6N」(プレミアムプランで使用可能)
「游明朝体 Pr6N」の
【明朝体3】UD 黎ミン
明朝体特有の細い横画にしっかりと太さをもたせ、使いやすく設計されたUDフォントです。
欧文と数字はシンプルで誤読しにくい字形になっており、縦組み(縦方向)と横組み(横方向)のどちらでも並びが美しくなります。
Adobe Expressでは「A-OTF UD黎ミン Pr6N」というフォント名で表示されています。
「A-OTF UD黎ミン Pr6N」の
ゴシック体のおすすめフォント4選
ゴシック体は、線幅に変化がなく、明朝体に見られる「うろこ」のような装飾や、「はね」や「はらい」がありません。
線に抑揚がないことから、ポップさや力強さを出したいときに使われるフォントです。
視認性が高いため、プレゼン資料やイベント告知のバナー、動画のテロップなどに最適です。
線の太さがほぼ均一で、明朝体に見られる「うろこ」などの装飾がないゴシック体。
すっきりとした形状が特徴で、無駄のない印象を与えます。
また、線に強弱が少ないため、はっきりとした力強さや、親しみやすい雰囲気を表現しやすい書体でもあります。視認性が高く、遠くからでも読み取りやすいため、プレゼン資料やイベント告知のバナー、動画のテロップなどにも向く日本語書体です。
ここでは、Adobe Expressで使用できるゴシック体の中から、特に使いやすいフォントを4つご紹介します。
【ゴシック体1】源ノ角ゴシック/Noto Sans
アドビ社とGoogle社が共同開発したフォントシリーズ。
モダンすぎず、かといってクラシックにも寄りすぎない、バランスの取れたデザインが特長です。視認性・判読性・可読性のいずれも高く、ウエイトの種類も豊富なため、資料作成やweb制作など幅広い用途で使われています。
ちなみに、こちらのフォントは共同開発の際、アドビ社から提供された名称が「源ノ角ゴシック」、Google社から提供された名称が「Noto Sans」だった経緯があり、呼び名は異なりますがデザイン自体は同じフォントです。
Adobe Expressでは「源ノ角ゴシック JP」「Noto Sans CJK JP」というフォント名で表示されています。
「源ノ角ゴシック JP」の
「Noto Sans CJK JP」の
【ゴシック体2】ヒラギノ角ゴ
Macでは標準で使用できるフォントです。
可読性が高く、複数のウエイトが展開されているため、スライドやパンフレットなどあらゆる場面で、本文や見出しのウエイトを調整しながら活用できます。
●Adobe Expressでの表示名
「ヒラギノ角ゴ ProN」(プレミアムプランで使用可能)
「ヒラギノ角ゴ ProN」のフォントファミリーについて詳しく知る
【ゴシック体3】UD新ゴ
「UD新ゴ」はモダンで洗練された「新ゴ」をベースに、一つひとつの文字の判読性(誤読の少なさ)を重視して作られたUDフォント。
「ぱ」と「ば」のような、濁点・半濁点の見分けも付きやすいように工夫されていることはもちろん、流行に左右されない安心感もあります。
また、「UD新ゴ コンデンス」は縦方向に引き締められたデザインのため、限られたスペースでも情報を整理しやすく、デザイン性を高めたい場面にも適しています。
●このフォントが使われているテンプレート(プレミアムプラン)
Adobe Expressでは「A-OTF UD新ゴ Pr6N」「A-OTF UD新ゴコンデ80 Pr6N」というフォント名で表示されています。
「A-OTF UD新ゴ Pr6N」の
「A-OTF UD新ゴコンデ80 Pr6N」の
【ゴシック体4】AB-丸花巻
漢字の「へん」と「つくり」の大きさにあえて差をつけた、個性的な丸ゴシック体。
文字のバランスに変化があるため、遊び心のあるデザインを表現できます。
また、ポップでやわらかな印象があり、親しみやすさや軽やかさを演出したい場面にもぴったり。イベント告知やカジュアルなチラシなど、明るい雰囲気を出したいときに活躍するフォントです。
●Adobe Expressでの表示名
「AB-maruhanamaki」(プレミアムプランで使用可能)
「AB-丸花巻」のフォントファミリーについて詳しく知る
教科書体のおすすめフォント
小学校の教科書で使われている書体に近い、楷書をベースにした「教科書体」。
筆で書いた文字の形をもとに設計されており、書き順や筆の運びを意識した字形が特徴です。
サインペンで丁寧に書いたような、強弱を抑えた素直な線で構成されているため、読みやすく、手書きのお手本としても適しています。
ここでは、Adobe Expressで使用できる教科書体の中から、使いやすいフォントをご紹介します。
【教科書体1】UDデジタル教科書体
学校現場において、視覚に障害のある子どもたちや、文字の読み書きの習得が苦手な子どもたちにも読みやすく設計されたユニバーサルデザインの書体です。
子ども向けの配布物やテスト問題などの作成に適しています。
また、UDデジタル教科書体は広く教育現場でも使用され、「モリサワ 第12回キッズデザイン賞 特別賞」を受賞しています。
Adobe Expressでは「UDデジタル教科書体 Pro」というフォント名で表示されています。
「UDデジタル
手書き風のおすすめフォント6選
手書き文字のような温かみや動きを感じさせてくれる手書き風フォント。
やわらかく可愛らしいものから、力強さのある筆文字風のものまで、幅広いデザインが揃っています。
個性が際立つ書体が多いため、タイトルや見出しに使うと印象を大きく変えることができます。デザインにアクセントを加えたい場面にも適しています。
ここでは、Adobe Expressで使用できる手書き風フォントの中から、特に使いやすい6書体をご紹介します。
【手書き風1】こども丸ゴシック
丸みのある字形と、インクが少しにじんだような質感が特徴の書体です。
やわらかく素直な印象があり、温かみのあるデザインを表現できます。
ひらがな・カタカナに加え、小学1~3年生で学ぶ漢字が収録されているため、子ども向けの案内や配布物、親しみやすさを大切にしたチラシなどに適しています。
●このフォントが使われているテンプレート(無料)
Adobe Expressでは「こども丸ゴシック Regular」「こども丸ゴシック 細め」というフォント名で表示されています。
【手書き風2】TA恋心
自由に、軽やかに、文字が流れるような軽快さを感じさせてくれるフォントです。
ハンドメイド商品のチラシやパッケージ、趣味に関するSNS投稿など、自然体な印象と手書きの温かさを表現したいシーンで活躍します。
「TA恋心」のフォントファミリーについて詳しく知る
関連:【おしゃれなショップカードのデザイン54選】無料テンプレートを使ってカンタン作成
【手書き風3】VDL ペンレディ
しなやかな筆走りが美しいフォントです。
優美かつ整然とした印象のフォントであり、知的なイメージを与えられます。
特に、縦組み(縦方向)の文章に使用すると、流れるようなエレガントさが際立つでしょう。
「VDL ペンレディ」の
【手書き風4】Hachi Maru Pop
文字の内側にできる空間(ふところ)が広く設計されているのが特徴の「Hachi Maru Pop」。
全体に丸みがあり、ポップで可愛らしい印象を与えるフォントです。
特に「の」「ほ」「ま」のように円形の部分を持つ文字を見ると、そのゆとりのある字形がよくわかるでしょう。デザインのアクセントとして使うと、明るく親しみやすい雰囲気を演出できます。
●Adobe Expressでの表示名
「Hachi Maru Pop」(無料)
「Hachi Maru Pop」のフォントファミリーについて詳しく知る
【手書き風5】VDL 京千社
神社や仏閣で見られる千社札に使われている「千社文字」を現代的に表現したフォントです。
相撲の「相撲文字」、寄席の「寄席文字」、歌舞伎の「勘亭流(看板などに使用される太い文字)」などに使われる「江戸文字」をイメージさせる力強さが特徴的です。
●Adobe Expressでの表示名
「VDL 京千社」(プレミアムプランで使用可能)
【手書き風6】黒龍爽
暗雲立ち込める空を、龍が荒々しく漂うさまをイメージして作られた筆書系デザイン書体です。
ダイナミックな書体で見る人にインパクトを与えながらも、可読性を兼ね備えているため、看板やポスターなど幅広い用途で使用できます。
アニメ「⿁滅の刃」で使われたフォントをもとに作られたため、見覚えがある方もいるのではないでしょうか。
Adobe Expressでは「KSO黒龍爽」というフォント名で表示されています。
「黒龍爽」の
「黒龍爽」の
ちなみに、VDL 京千社や黒龍爽のような力強い和風書体は、年賀状やお正月向けのチラシなど、季節感や伝統的な雰囲気を出したいデザインにもよく合います。
以下のページでは、Adobe ExpressやAdobe Illustratorを活用して、お正月らしいデザインを作成する方法をご紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
【2026年・午年】
おせちの
正月・新年・新春初売り
セリフ体のおすすめフォント3選
ここからは、欧文書体(欧文フォント)をみていきましょう。
欧文書体には、「セリフ」と呼ばれる、明朝体の「うろこ」のような装飾が付いているものと付いていないものがあります。
セリフ体は、セリフが付いた欧文書体を指します。
伝統的な印象を持つことが多い一方、線の太さによってはモダンな印象を出すことも可能な書体です。
ここからは、欧文書体(欧文フォント)をみていきましょう。
欧文フォントには、文字の端に小さな装飾が付いているものと、付いていないものがあります。この装飾を「セリフ」と呼びます。
セリフ体は、その名のとおりセリフが付いた書体で、明朝体の「うろこ」に似た形を持ち、落ち着きや品のある印象を与えます。一方で、線の太さや設計によっては、モダンで洗練された雰囲気を表現することもできます。
ここからは、Adobe Expressで使える、おすすめのセリフ体のフォントを3つご紹介します。
【セリフ体1】Adobe Garamond
Garamondは、古典的なローマン体に属する書体で、長い歴史を持つフォントのひとつです。優雅で整った字形が特徴で、読みやすさにも定評があります。
そして、その伝統的なデザインを受け継いだのが「Adobe Garamond」です。落ち着きや品格を感じさせるため、書籍や印刷物の本文、クラシックな雰囲気を大切にしたデザインに適しています。
Adobe Expressでは「Adobe Garamond Pro」というフォント名で表示されています。
「Adobe Garamond」の
【セリフ体2】Trajan
「Trajan」は、1世紀にイタリアのローマに建立された「トラヤヌスの記念碑」に刻まれた文字を、ほぼ忠実に再現したセリフ体です。
垂直な形状や円滑な曲線がエレガントさをまとっているため、映画やポスター、書籍のタイトルなどでよく使用されています。
「Q」の長い足が特徴的で、デザイン性を高めてくれます。
Adobe Expressでは「Trajan Pro 3」というフォント名で表示されています。
【セリフ体3】JAF Lapture
可読性とデザイン性をバランスよく兼ね備えた「JAF Lapture」。
洗練された文字形状と適度な太さから、端正でモダンな印象を与えられます。
他にはあまり見かけない角張りスタイルが特徴的で、見出しやロゴなどに使用するとデザイン性を高めてくれるでしょう。
Adobe Expressでは「Lapture」というフォント名で表示されています。
「JAF Lapture」の
サンセリフ体のおすすめフォント3選
次は、サンセリフ体です。
「サン」はフランス語で「ない」という意味を表します。
つまり、「サンセリフ体」とは「セリフ」という装飾がない欧文書体のこと。
和文のゴシック体と同様に、縦線や横線、曲線の幅が均一なのが特徴です。
「サン」はフランス語で「ない」という意味を表します。
つまり、「サンセリフ体」とは「セリフ」という装飾がない欧文書体のこと。
和文のゴシック体と同様に、縦線や横線、曲線の幅が均一なのが特徴です。
ここからは、Adobe Expressで使える、おすすめのサンセリフ体のフォントを3つご紹介します。
【サンセリフ体1】Amatic
手書きの温かみを感じさせる「Amatic」は、視覚的な興味を惹きつけるだけでなく、可読性にも優れています。
丸みを帯びたフォルムや特徴的な「はね」「はらい」が、カジュアルでありながらも個性的で洗練された印象を与えてくれます。
Adobe Expressでは「Amatic SC」というフォント名で表示されています。
【サンセリフ体2】ITC Avant Garde Gothic
モダンで先進的な印象を与える「ITC Avant Garde Gothic」。
文字の線が太く、存在感とインパクトがあるため、ロゴや見出しなど短いコピーに使用すると、個性が活かされるでしょう。
シューズメーカーの「adidas(アディダス)」やアイドルグループ「AKB48」のロゴは、Avant Gardeをベースとして作られています。
Adobe Expressでは「ITC Avant Garde Gothic Pro」というフォント名で表示されています。
「ITC Avant Garde Gothic」の
【サンセリフ体3】Gill Sans
文字が均等で明瞭な形をしていることから、欧米では道路標識でよく使われています。
視認性が高く、モダンで使いやすい書体のうえ、柔和な表情も兼ね備えているため、ファッション業界でもブランドのロゴをはじめとしたデザインに採用されています。
ウエイトが豊富なのも特長のひとつ。
汎用性の高さから、看板や広告・ロゴ・印刷物・webデザインなど、多岐にわたって使用されているフォントです。
Adobe Expressでは「Gill Sans Nova」というフォント名で表示されています。
「Gill Sans」の
Adobe Expressなら、気に入ったフォントを使って自由にデザイン可能
ここまで、Adobe Expressで使用できるフォントの中から、デザイン性に加えて可読性や視認性、判読性のあるフォントをご紹介してきました。
Adobe Expressには、ポスターやSNS投稿、証明書やお店のメニュー表など、様々な用途に合わせたテンプレートが多数用意されています。
無料で使える画像編集や動画編集、生成AIなどの機能もあるので、それらを使ってカンタンにデザインを作成しましょう。
また、「ポスター用のデザインをInstagramの投稿用に使いたい」のように、作成したデザインのサイズを変更したい場合は、プレミアムプランの利用が便利です。
お気に入りのデザインを、自由自在にサイズ変更して使用できます。
そのほか、Adobe Expressの編集画面には、オススメのフォントを紹介してくれる便利な機能があります。
こちらは無料プランでも使用できるので、デザインに合うフォントをカンタンに見つけたい方は、ぜひお試しください。
Adobe Expressを使用するには、Adobe Expressのモバイル版アプリをダウンロードするか、公式サイトにアクセスしましょう。
アドビアカウントを新規作成するか、Google・LINE・Appleなどの外部アカウントを使ってログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。
さて、ここまで用途や印象の違いに注目しながら、様々なフォントをご紹介してきました。
フォントを変えるだけで、デザインの雰囲気や伝わり方が大きく変わることがおわかりいただけたのではないでしょうか?
そしてAdobe Expressを使えば、今回ご紹介したフォントを実際に試しながら、ポスターやバナー、SNS投稿などのデザインを手軽に作成できます。用途に合わせて書体を選び、レイアウトや配色と組み合わせることで、より完成度の高いクリエイティブに仕上げられますよ。
それでは最後に改めて、そんなAdobe Expressの魅力についてご紹介します。
手軽に本格的なデザインが作れる!Adobe Express 3つの魅力
素材やテンプレートが充実したAdobe Expressなら、様々なデザイン作成に幅広く対応できます。
今回は、Adobe Expressの魅力の中から、代表的なものを3つピックアップしてご紹介します。
1.おしゃれで使いやすい素材やテンプレートが豊富
何といってもAdobe Expressの魅力は、豊富に揃ったイラスト素材やテンプレート。
あしらいや背景素材から動画素材まで一通り揃っているので、素材探しに手間取ることなく、スムーズに制作を進められます。
これらを活用すれば、店舗のポスターやチラシ、学校や施設のおたより、SNS投稿用の画像など、様々な媒体に向けたデザインを短時間で作成できます。
また、Adobe Expressなら用途ごとにサイズやレイアウトを調整しやすく、紙とデジタルをまたいだ制作に対応しやすい点も特長です。
さらに、フリー素材集サイト「いらすとや」とも連携しており、親しみやすいイラスト素材をそのままデザインに取り入れられます。掲示物や各種おしらせなど、幅広い用途で使いやすいのも嬉しいポイントです。
ちなみに、以下の記事では学級通信や学校のポスター、お知らせやおたよりといった配布物をAdobe Expressでサクッとカンタンに作る方法を紹介しています。
「配布物のデザインに時間がかかってしまう」「何から手を付ければよいかわからない」とお悩みの方は、ぜひあわせてご覧ください。
お知らせやおたよりをイラスト付きで作成!無料のテンプレートも紹介
学級通信をテンプレートで手軽に作成!書き方やデザインのコツも
2.商用デザインにもそのまま使える、安心の素材環境
Adobe Expressで提供される素材やテンプレート、フォントは、いずれも商用利用に対応しています。
有料イベントや店舗キャンペーンの告知・販促物など、ビジネス用途のデザインにも、そのまま活用できる点は大きな特長です。
さらにAdobe Express内から、有償のストックフォトサービス「Adobe Stock」の素材を利用することも可能。写真やイラストなど、高品質な素材を制作画面上で選び、そのままデザインに反映できるため、作業の流れを止めずに表現の幅を広げられます。
ちなみに、Adobe Stockの素材はすべてロイヤリティフリーで、クレジット表記も不要です。SNS投稿やwebサイトなど、不特定多数の目に触れる場面でも、権利面の確認に過度な手間をかけずに使用できます。
3.印刷もデジタルも。用途に応じて柔軟に活用できる
Adobe Expressでは、作成したデザインをPDFとして出力できるため、印刷だけでなくデジタルでの活用にも対応できます。
例えば、イベントの告知ページに掲載したり、学校や施設で配布する資料として共有したりといった使い方も可能。ひとつのデザインを、用途に応じてそのまま再利用できるので、作り直す手間がかかりません。
また、Adobe Expressで作成したデザインは、全国の主要コンビニエンスストアでも手軽に印刷できます。
Adobe Expressで作成したデザインが全国のコンビニで印刷可能に!「コンビニプリント」が新登場
Adobe Expressで作成したチラシやポスター、ショップカードなどを、最寄りのコンビニでサクッとプリントできるので、ぜひ活用してみてくださいね。
デザイン性が高く、読みやすいフォントを選びましょう
「デザイン性」と「読みやすさ」のバランスを考えてフォントを選ぶことは、ポスターやバナー、スライド資料などといった制作物をつくるうえで非常に大切です。
伝えたい情報やメッセージがより相手に受け取ってもらいやすくなるよう、この記事の内容を参考にフォントを選んでみてください。
Adobe Expressなら、フォントやテンプレート、デザイン素材が豊富に揃っているため、カンタンに思い通りのデザインを作成できます。
無料で使える機能も多数ありますので、ぜひ一度試してみてください。