キャンペーンポスターの作成前に押さえておきたい4つのポイント
キャンぺーンのポスターは、商品の魅力や特長をひと目で伝え、購買意欲を高めるための重要な媒体です。
しかし、ただ情報を詰め込むだけでは、伝えるべき内容が埋もれてしまい、せっかくのキャンペーン内容が十分に伝わらないこともあります。
効果的なポスターを作るには「デザインの見映え」だけでなく、「伝える情報の整理と設計」が欠かせないのです。
そこでまずは、キャンペーンポスターを作る前に押さえておきたい4つのポイントを確認しておきましょう。
- 目的と対象者を明確にする
- 対象者に響く特典を用意する
- 特典がもらえる流れをわかりやすく設定する
- 適切なキャンペーン期間を定める
1.目的と対象者を明確にする
まず、キャンペーンの目的と対象者をはっきりさせておきましょう。
何のために実施するのか、誰に向けたものなのかが定まっていれば、特典の内容や伝え方が設定しやすくなります。
例えば、新たな顧客層を開拓するためのキャンペーンとしては「新規ご入会キャンペーン」「初回無料キャンペーン」など、初めて利用する人が試しやすい内容にするとよいでしょう。
一方、既存顧客との繋がりを深めるためには「SNSフォロワー限定割引キャンペーン」「会員限定ポイント還元キャンペーン」など、対象者だけの特別感が感じられるキャンペーンがオススメです。
また、売上げが落ち込みやすい時期には「雨の日全品10%割引キャンペーン」や「平日限定2割引きキャンペーン」といった、期間限定のキャンペーンで来店を促すのもよいでしょう。
2.対象者に響く特典を用意する
キャンペーンが決まったら、対象者にとって本当に魅力的な特典になっているかどうかを吟味しましょう。
年齢層や性別、利用状況などを考慮し、よりお得に感じてもらえる特典を用意することが大切です。
実店舗でキャンペーンを開催する場合は、来店したその場で商品や特典を受け取れるようにすると、その場で得した実感が生まれ、満足感に繋がりやすくなります。
さらに、店舗での体験をSNSやwebと組み合わせて「フォロー投稿でさらにポイントプレゼント」といった仕掛けを加えると、オンライン上でも話題が広がりやすくなります。
webのみで完結させるキャンペーンを行う場合は、「フォロー」や「いいね!」など参加条件をシンプルにし、ポイント還元や限定割引など、オンラインで活用できる特典を設定すると効果的です。
3.特典がもらえる流れをわかりやすく設定する
どれほど魅力的な特典でも、受け取るまでの手順が複雑だと、参加をためらう人は増えてしまいます。
そのため、顧客がキャンペーンに参加し、特典を受け取るまでの流れはできるだけシンプルにしましょう。行動は1〜2ステップで完結するのが理想で、案内文も読む人がすぐ理解できるように短く具体的に書くことが大切です。
例えば、以下のような書き方をすると、参加方法がひと目で伝わります。
「SNSでアカウントをフォローして、来店時にスマホ画面を提示してください。」
「ご予約時にポスターを見たと言ってください。」
「お会計時にQRコードのクーポン画面を提示してください。」
4.適切なキャンペーン期間を定める
キャンペーンは、あらかじめ実施期間を区切ることで特別感が生まれ、顧客の行動を促しやすくなります。キャンペーン期間の策定は、商品の特性や目的に応じて柔軟に決めましょう。
例えば、季節のセールやイベントに合わせた販促であれば、1か月程度を目安に開始日と終了日を明記すると効果的です。
一方、ブランド認知を高めるための長期キャンペーンでは、「今だけ」「期間限定」といった表現は避け、終了時期を明確に示すようにします。
なお、設定した期間を過ぎても同条件で継続すると、景品表示法(不当表示防止法)に抵触するおそれがあるため注意しましょう。
ここまで、キャンペーンを企画する際に押さえておきたいポイントを解説しました。
しかし、いくら内容の良いキャンペーンを企画しても、その魅力が伝わらなければ成果には繋がりません。
そのため次章では、こうした企画内容をしっかりと伝え、集客効果を高めるうえで大切な、キャンペーンポスターをデザインするコツをチェックしていきましょう。
集客に繋がる!キャンペーンポスターをデザインする4つのコツ
ポスターは、多くの人が行き交う場所に掲示されることが多いため、見た瞬間に視線を引き付けることが重要です。
伝えたい情報の優先度が高いものから目立つようにレイアウトし、キャンペーンのタイトルや目玉となる情報は、ひと目でわかる位置とデザインに仕上げましょう。
そこで、ここではキャンペーン用ポスターをデザインする際に大切なコツを4つご紹介します。
- キャンペーンのタイトルを目立たせる
- 伝えたい内容がひと目でわかるレイアウトにする
- ポスターの配色をテーマに合わせて3色に絞る
- 要素を詰め込み過ぎず、適度な余白を意識する
【コツ1】キャンペーンのタイトルを目立たせる
キャンペーンポスターにおいて、タイトルはキャンペーン内容を簡潔に伝えるとても重要な要素です。
ポスターに使用するフォントは種類を絞り、ゴシック体や明朝体など、読みやすさを意識して選びましょう。色々なフォントが入り混じったポスターは見づらいだけでなく、統一感のないデザインになってしまいます。
もし「〇割引き」「△△△円クーポン配布中」「△△ポイント進呈」というように、強調したいテキストの場合は、数字だけを太字にしたり、フォントサイズを大きくしたりといった工夫でよりお得感が伝わりやすくなるでしょう。
さらに、強調したいテキストに枠線を付ける、影を追加するなどの効果を足すのも背景とのコントラストが際立ち、効果的です。
また、背景に埋もれないよう、フォントカラーにも注意します。キャンペーンやブランドのイメージに合うものを選ぶのはもちろん、背景とのコントラストを意識して色を決めることで、視認性がぐっと高まります。
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【コツ2】伝えたい内容がひと目でわかるレイアウトにする
ポスターで重要なのは、見た人に伝えたい内容がすぐに伝わることです。
そのため、自然な視線の流れを意識したZ型のレイアウトを用いるとよいでしょう。
左上から右下へ「Z」を描くように要素を配置するZ型レイアウトは、人がポスターを見る際の視線の動きに沿っているため、情報をスムーズに読み取ってもらえます。
こうした視線の流れを意識することで、読まれやすくわかりやすいポスターに仕上がります。
この形を覚えておくと、イベントやキャンペーンの告知など、幅広いポスターデザインに使えるので便利です。
例えば、キャンペーンポスターの場合、特典の内容がすぐにわかるレイアウトになっているかどうかも重要です。タイトルで関心を引いたあと、視線が自然に特典へと移動するように設計しましょう。
【コツ3】ポスターの配色をテーマに合わせて3色に絞る
ポスター全体の配色は「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3色に絞り、それぞれ「70:25:5」の比率を目安に使用すると、すっきりと整った印象のデザインになります。
例えば、キャンペーン期間の季節や、テーマとなるイベントを連想させる色にすると、より限定感が増し、興味を持ってもらいやすくなるでしょう。例えば、夏は「青・白・黄色」、春は「ピンク・白・黄緑色」、クリスマスなら「赤・緑・白」というように、色のイメージがキャンペーンの雰囲気づくりに一役買ってくれます。
なお、配色についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
「色の組み合わせがなんだかしっくりこない」「おしゃれな配色を選んだつもりなのに、いまいちパッとしない」といったときに役立つ、配色の基本ルールや、実例を交えた配色パターンを豊富に紹介しています。
見るだけでセンスアップ!配色パターン60選と失敗しない色選びのコツ
【コツ4】要素を詰め込み過ぎず、適度な余白を意識する
ポスターデザインはイラストや写真、テキストなど、多くの要素で構成されますが、大切なのは、それらをバランスよく配置することです。
紙面に余白がないと、掲載されている情報のどれが最も重要かが伝わりづらいだけでなく、圧迫感のある印象を与えてしまいます。
そのため、紙面に空間があるからといって、むやみにイラストや画像で埋めず、要素と要素の間には適度な余白を作るよう意識しましょう。
さて、ここまでキャンペーンポスターをデザインするコツをご紹介しました。
次の章では、サクッとポスターを作れる「Adobe Express」を使って、実際の制作手順をご紹介します。
初めて使う方でも、テンプレートを選んで編集するだけで、手軽に本格的なポスターを作成できるので、実際に試してみてください。
キャンペーンポスターにぴったりのテンプレートを探そう!
無料で使えるデザインアプリ「Adobe Express」には季節のセールやイベントなど、様々なキャンペーン内容に合うポスターテンプレートが豊富に揃っています。
テンプレートを選んで画像やテキストを入れ替えるだけで、誰でもカンタンにプロのような仕上がりのデザインが実現できます。おしゃれなフォントやイラスト素材も揃っているので、幅広いアレンジが可能です。
学生や新社会人に向けた新生活応援のキャンペーンポスターや
夏休み期間に開催されるサマーセールのキャンペーンポスター
お得な情報が盛り込まれた、無料・割引キャンペーンポスターなど
目的のワードを入れて検索すれば、イメージに合うテンプレートが見つかるはずです。
もし、上手く見つからない場合は「新生活」や「サマーセール」などの具体的なワードで検索してみてください。
キャンペーンポスターのテンプレートを探す
なお、Adobe Expressは作成中のデザインを、PC・スマホ、タブレットなど複数のデバイスから編集が可能です。
特に店舗での業務や接客がメインの方は、PCでじっくり作業する、まとまった時間がない場合もあるでしょう。
そんなとき、Adobe Expressなら身近なデバイスでスピーディーに作業を進められるので、効率よくデザインを作成できます。
次章では実際にAdobe Expressのテンプレートを使って、キャンペーンポスターを作成する手順を画像と共に解説していきます。
Adobe Expressでキャンペーンのポスターを作成する方法
それではさっそく、Adobe Expressのテンプレートを使って、キャンペーンのポスターをデザインする手順をご紹介します。
Adobe Expressには様々な種類のテンプレートが揃っています。
用途に合わせてテンプレートを選び、素材や色を変更するだけで、カンタンに目的に合うポスターデザインが完成します。
今回は、飲食店で年末年始に開催されるプレゼントキャンペーンのポスターを例に作成方法を解説します。
【手順1】Adobe Expressにログインする
最初に、GoogleアカウントやLINEアカウント、メールアドレスを使ってAdobe Expressにログインしてください。アカウントがない場合は、無料ですぐに作成できます。
【PC】ブラウザーでAdobe Expressを使う
【手順2】テンプレートを探す
次にテンプレートを選択します。
ツールバーの「テンプレート」をクリックし、検索窓に「キャンペーン ポスター」「セール ポスター」などのキーワードを入れて探しましょう。
また、ポスターサイズのテンプレートのみを探したいときは、検索窓にワードを入力後、「用途」の「ポスター」にチェックを入れて検索すると、同じサイズのテンプレートが表示されるので、選びやすくなります。
テンプレートを選ぶ際は、伝えたい情報を配置しやすいデザインのものを選ぶと、その後の編集がスムーズです。キャンペーンの種類やブランドのイメージに合うデザインを探しましょう。
使いたいテンプレートが見つかったら、「このテンプレートを使用」をクリックし、編集していきます。
【手順3】不要な素材を削除する
まず、テンプレート内の不要な素材を削除します。
取り除きたい素材を選択し、ゴミ箱アイコンで削除してください。
【手順4】背景を変更する
次に、背景色をキャンペーンのイメージに合う配色に変更します。
「ページを編集」をクリックし、「背景」のカラーを「カスタム」から選んでください。
背景色が変更できたら、季節感を演出してくれる背景素材を追加します。
「コンテンツを追加」の「素材」>「背景」を選択し、探したいイメージのワードを検索窓に入れて探してください。ここでは、キャンペーン時期の雰囲気に合う和風の柄を選びます。
【手順5】テキストを変更・編集する
次に、テンプレート内の変更したいテキストをクリックして編集します。
「編集」のタブでは、フォントやフォントサイズ、テキストカラーなどが変更可能です。
タイトルや数字など、目立たせたいテキストを太くしたり、「アウトラインカラー」で枠線を付けて際立たせたりできます。
【手順6】素材を追加・編集する
テキストを変更できたら、続いて素材を追加して華やかさをプラスします。
「コンテンツを追加」の「素材」>「デザイン素材」から探しましょう。
このとき、探したいモチーフに関連するワードを入れて検索すると、見つかりやすくなります。
素材が追加できたら、テキストや他の素材に合う色に変更しましょう。
編集したい素材をクリックし、「効果」>「トーン」の「すべてを表示」の中から、「ダブルトーン」を選びます。
「ダブルトーン」は素材を「シャドウ」と「ハイライト」2つのカラーバランスで彩色してくれる機能です。もし単色に変更したい場合は、シャドウとハイライトの両方に同じ色を指定してください。
【手順7】画像を手持ちの写真に変更する
次に、画像を変更しましょう。
「置換」>「アップロードして置換」で手持ちの画像の中から選んでください。
画像が暗かったり、色味がよくないときは画像をクリックし「調整」>「色調補正・ぼかし」のスライダーを操作して、調整してみてください。
【手順8】特典エリアを目立たせる
特典を掲載するエリアは、見やすく、情報のお得さが伝わるよう工夫しましょう。
特典の豪華さや特別感を演出するために、フレームや装飾を加えたり、割引きの数字のフォントサイズを大きくしたりするのも効果的です。
フレームは「コンテンツを追加」>「素材」>「フレーム」から選んでください。
任意のテキストだけを編集したいときは、テキストをクリックし、その部分をドラッグで選択し、調整します。
【手順9】QRコードを生成・追加する
キャンペーンをwebサイトやSNSと連携させる場合、QRコードがあると便利です。
スマホからすぐにリンクを確認できるので、キャンペーンに気軽に参加してもらいやすくなります。
QRコードを生成するには、Adobe Expressのトップページに戻り、「+」ボタンの「クイックアクション」>「QRコードを生成」をクリックしましょう。
または、以下のリンクから作成してください。
QRコードを生成する
まずは、QRコードにしたい「リンク」を設定しましょう。ポスターの雰囲気に合わせて「スタイル」「カラー」の変更も可能です。
QRコードが完成したら、用途に応じてファイル形式を選択し、ダウンロードしてください。
チラシを編集していたファイルに戻り、「コンテンツを追加」>「メディア」>「デバイスからアップロード」を選び、生成したQRコードを追加します。
【手順10】ダウンロード・印刷する
デザインが完成したら完成した画像は、印刷する場合「PDF印刷」を選び、ダウンロードします。
その際、印刷後にトリミングしやすい「内トンボを追加」や「裁ち落としを表示」の設定をしておきましょう。
以上の手順で、既存のテンプレートを使ってキャンペーンポスターが完成しました。
次章では、手軽に使えて、高品質なデザインが作れるAdobe Expressの便利な機能について、ご紹介します。
ポスターのデザインにAdobe Expressを使う3つのメリット
Adobe Expressには冒頭でご紹介したテンプレートを始め、高品質なデザイン素材や機能が豊富に備わっており、誰でもカンタンに目的に合うデザインを作れます。
ここでは、企業や店舗でポスターを作る際にも役立つ、Adobe Expressのメリットを3つご紹介します。
- 豊富なデザイン素材を幅広いシーンで活用できる
- 完成したデザインをSNSに連携・拡散できる
- チームや複数デバイスで共同編集ができる
【メリット1】豊富なデザイン素材を幅広いシーンで活用できる
Adobe Expressには幅広いジャンルのテンプレートやデザイン素材が豊富に揃っています。おしゃれなテンプレートを使えば、アレンジを加えるだけで魅力的なデザインに作り変えることが可能。素材を変更したり、背景色を変えるだけでもイメージが大きく変わるので、自分が作りたいイメージに合わせて自由にカスタマイズしてみましょう。
ポスター以外にも、例えば、チラシやバナー用テンプレートなども用意されており、幅広いシーンで活用できます。
Adobe Expressのデザイン素材やフォントは商用利用も可能なため、キャンペーンや広告を作る際も、安心して取り入れられます。
【メリット2】完成したデザインをSNSに連携・拡散できる
企業や店舗のSNSアカウントがある場合、完成した画像をそのままSNSに投稿できるので、オンラインでの広告運用を検討している場合もオススメ。複数のSNSへの同時投稿もできるので、より広く情報を拡散したいときに便利です。
さらに有料版の「サイズ変更」機能を使えば、各媒体に応じたリサイズも自由自在。ポスター用に作成した画像をSNS投稿用に変更したり、チラシサイズにリサイズしたりすることもできます。キャンペーンをより多くの人に知ってもらいたいという方は、ぜひ無料のお試し期間で、その使い心地を体験してみてください。
14日間の無料体験を試してみる
【メリット3】チームや複数デバイスで共同編集ができる
Adobe Expressはひとつのファイルを複数人で同時に編集できるので、メンバーに確認しながら作業したり、デザインを分担して作成したりする際にも便利です。
チームとしてのニーズを反映させたデザインを制作したい場合も、遠方にいるメンバーと作業を進める場合も、効率的に作業を進められます。
また、PCだけでなく、スマホやタブレットのアプリからも同様に編集できるので、PCを常に持ち歩いていないときでも、サクッと編集が可能です。
Adobe Expressを使って魅力的なキャンペーンポスターを作りましょう
新しい顧客と出会うきっかけを作ったり、いつも利用してくれている顧客との繋がりを深めたりするために重要なキャンペーン。
そんなキャンペーンの成功は、告知するポスターが、いかに見る人の興味を引くデザインかどうかも大きく影響します。
ぜひ、Adobe Expressを使って、見る人が「参加したい」「応募したい」と思えるようなキャンペーンの魅力を伝えるポスターをデザインしましょう。