導入済みの電子出版ソリューションのAdobe Digital Publishing Solutionとの組み合わせで、より詳細な読者の閲覧傾向の解析を実現



【2015年7月9日】

アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐分利 ユージン、以下 アドビ)は、株式会社 小学館(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:相賀昌宏、以下 小学館)が展開する女性ファッション誌を含む12誌の電子雑誌の閲覧傾向を分析するため、Adobe Marketing Cloudのデータ解析ソリューションであるAdobe Analyticsを採用したことを発表しました。日本の出版社で、Adobe Digital Publishing Solution (DPS) とAdobe Analyticsを組み合わせた採用事例は今回が初となります。

小学館は、ファッション誌の電子雑誌として、「CanCam」、「美的」、「AneCan」、「Oggi」、「Domani」、「和樂」、「Precious」、「MEN’ S Precious」、「SAKURA」の計 9 誌の配信を2013年9月から開始し、現在では計12誌の電子版を展開しています。これらの電子雑誌は、ファッション、ビューティーライフスタイルの豊富な情報を掲載する紙版と同様に、クオリティの高い写真素材と文章がスマートフォン、タブレットなどのモバイルデバイスで楽しめるデジタルマガジンです。小学館はこれらの電子雑誌の制作・配信において、アドビが提供する電子出版ソリューションであるAdobe Digital Publishing Solutionを導入しており、Adobe InDesign でデザイン、制作したコンテンツにクーポンコードを付与する仕組みを使って、紙版と電子版を連動させたコンテンツ展開をしてきました。また、Adobe DPSが持つ解析機能を使って、読者がどのページや特集を見ているのか、どのデバイスで閲覧しているのかなど、読者層ごとの閲覧状況の分析や電子雑誌の体験促進のために活用してきました。

Adobe DPSを活用する中で、読者の閲覧状況に関するより高度なデータ解析へのニーズが高まったことで、Adobe DPSとの親和性が高い、アドビのデータ解析ソリューションであるAdobe Analyticsが採用されました。これにより、読者の記事や広告の閲覧状況、平均滞在時間、アプリのダウンロード数などをリアルタイムで収集、解析、効果測定し、記事のコンテンツや広告の最適化を検証していくことができます。コンテンツ毎のデータ可視化、読者の離脱分析、モバイルアプリの分析、モバイルアプリ内のコンバージョン分析、動画分析など様々な分析を行うことができるため、これらのデータ解析を通じて電子雑誌の閲覧体験をさらに高めることができます。

また、小学館では、これまで個々の電子雑誌の特集ごとに閲覧時間などを分析してきましたが、Adobe Analyticsの導入により、複数の電子雑誌を横断してコンテンツを分析することができるようになります。

Adobe Analyticsを最大限に活用するため、小学館はアドビのプレミアパートナーである株式会社アイ・エム・ジェイによるコンサルティングサービスのもと、Adobe Analyticsで分析したデータの戦略的な活用方法を模索していきます。

小学館 デジタル事業局 コンテンツ営業室課長の小沢清人氏は、「Adobe Analyticsはオーディエンスデータの収集・統合、分析、広告配信といった一連の機能の連携があらかじめ取れているため、余計な開発や投資をすることなく、広告運用の効率化を図り、顧客と最適なコミュニケーションがとれるようにするという我々のビジョンの実現が可能になると判断しました」と述べています。

Adobe Marketing Cloudについて
Adobe Marketing Cloudは、様々なデバイスとデジタルタッチポイントを通じてマーケティングコンテンツの高度なパーソナライゼーションを実現することでビッグデータを駆使し、顧客と見込み客への効果的なリーチとエンゲージメントを支援します。密接に統合された8つのソリューションにより、分析、Web/アプリのエクスペリエンス管理、テスト/ターゲティング、広告、ソーシャルエンゲージメント、キャンペーン管理に重点を置いた、包括的なマーケティングテクノロジーをマーケターに提供します。また、Adobe Creative Cloudとの連携機能により、あらゆるマーケティングチャネルにおいて、クリエイティブアセットを容易に活用できます。Adobe Marketing Cloudは、Fortune 50企業の2/3をはじめ、世界中の多くの企業に採用されており、そのトランザクション処理件数は年間30兆5,000億件以上に上ります。

アドビについて
アドビは、世界を動かすデジタル体験を提供します。
アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイトに掲載されています。

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